三相3線式回路(全24問中2問目)

No.2

図のような電源電圧E[V]の三相3線式回路で,図中の印点で断線した場合,断線後の間の抵抗R[Ω]に流れる電流I[A]を示す式は。
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令和5年下期[午前] 問5
  1. E2R
  2. E3R
  3. ER
  4. 3E2R

正解 

解説

三相3線式回路には、スター結線(直列接続)とデルタ結線(並列接続)があり、それぞれ線間電流と相電流、線間電圧と相電圧の間に以下の関係があります。
本問の回路が×印点で断線した場合、論理的に以下の回路と同等となります。
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デルタ結線では相電圧=線間電圧なので、並列回路の2線には線間電圧と同じE[V]が印加されることになります。下の抵抗に流れる電流Iは I=VRより、

 I=ER

したがって[ハ]が正解です。