電流、電圧、抵抗及び電力(全28問中10問目)

No.10

図のような回路で,電流計Aの値が2Aを示した。このときの電圧計Vの指示値[V]は。
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令和3年下期[午後] 問1
  1. 16
  2. 32
  3. 40
  4. 48

正解 

解説

電流計Aの値は2Aなので、抵抗8Ωに印加される電圧は「V=IR=2×8=16V」とわかります。並列回路では各経路に印加される電圧は同じなので、その上の抵抗「4+4=8Ω」に流れる電流Iは、VR168=2A、同様に下の抵抗4Ωに印加される電圧は164=4Aとなります
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回路全体に流れる電流は「2+2+4=8A」であり、直列接続されている右側の抵抗4Ωにも8Aが流れることになります。したがって電圧計Vの値は、V=IRより「V=8×4=32V」となります。

※並列回路部分の抵抗値の比は8:8:4、並列に接続された各抵抗に流れる電流は抵抗値の逆比になるので1/8:1/8:1/4=1:1:2、それぞれ「2A×1=2A」「2A×1=2A」「2A×2=4A」と考えることもできます。